祈願合格神社の由来
御祭神である小野良実公は、父は小野篁であり、娘に小野小町がありました。
小野良実の父、篁は仁明天皇の承和三年遣唐福使に抜擢され、第十七代遣唐使として遣唐大使 藤原常嗣とともに四隻・約六〇〇人の編成で出発したが失敗、船は破損。特に大使の乗る第一船の破損がひどかったそうです。
再出発の際、大使 藤原常嗣が「副使の第二船と交換せよ」と言い出し、篁はそれに憤慨し乗船を拒否しました。
その上、「西道謡」という詩を作って遣唐使のことを風刺し、非難しました。
これが嵯峨天皇の怒りにふれ、隠岐国(島根県)に流刑されました。
同時に良実も同刑をきせられ、肥後の国へと流刑されてしまった良実公は、あらぬ罪を着せられこの地へ流刑されましたが、二上の横山に手を合わせ、国の繁栄を願い、真に理想的な正しい世の中になるようにお導き下さいと祈願されました。
良実公は大木の枝を五角に削り杖を作り、願いを杖に刻み入れ、来る日も来る日も山道を登り二上の横山に向かって「無双の誓願(比較するものの無いほどの熱烈な願い)」を捧げられました。その結果見事に祈願成就され、流刑前以上の地位についたといわれています。
祈願合格神社の年間催事
合格祈願祭:祭の内容・概要を説明
月次祭:毎月行われる祈願合格棒や祈願合格絵馬の奉納祭
大祭:祭の内容・概要を説明
御祭神:小野良実
| 月 | 日 | 催事 | 
|---|---|---|
| 1 | 5 | 合格祈願祭 | 
| 2 | 5 | 月次祭 | 
| 3 | 5 | 月次祭 | 
| 4 | 5 | 月次祭 | 
| 5 | 5 | 月次祭 | 
| 25 | 大祭 | |
| 6 | 5 | 月次祭 | 
| 7 | 5 | 月次祭 | 
| 8 | 5 | 月次祭 | 
| 9 | 5 | 月次祭 | 
| 10 | 5 | 月次祭 | 
| 11 | 5 | 月次祭 | 
| 12 | 5 | 月次祭 | 
祈願合格神社の境内案内
境内イラストマップのご覧になりたい番号をクリック(タップ2回)して頂くと、同じ番号の説明枠に移動します。写真を大きくしてご覧になりたいときは、写真をクリック(タップ2回)して下さい。
  

①拝殿
祭事や御祈願などの拝礼を執り行うための御社殿。

①拝殿
祭事や御祈願などの拝礼を執り行うための御社殿。

②神殿
殿内に御祭神である小野良実公をお祀りする御社殿の中でも最も尊い聖所。

③鳥居
祈願合格神社の鳥居。

④狭き門
狭き門は、良実公が日々狭い山道登り祈願したことをイメージして作られた鳥居です。
神前で願いを込めた祈願合格棒を握り締め、くぐり抜けて下さい。
⑤小野鏡石
小野小町を祀る石。
その美貌を伝説にうたわれ、恋の歌を数多く残した小町の「美と恋」を象徴するご神石。
⑥小野鏡石
小野小町を祀る石。
その美貌を伝説にうたわれ、恋の歌を数多く残した小町の「美と恋」を象徴するご神石。
⑦すべらずの坂
ありとあらゆることに一歩一歩
「すべらず」突破していく為の坂。
踏ん張って登り切ってください。
⑧小野篁岩
御祭神の小野良実の父であり、小町の祖父にあたる人物を祀る岩。篁は遣唐使に任命されるほどの英才であり、あの世とこの世を自由に行き来したと言われる伝説は有名。

⑨絵馬所
祈願される内容を絵馬にお書きになって、奉納してください。

⑩御由緒・年間祭事
祈願合格神社の御由緒と年間祭事が掲示されています。

⑪手水舎
参拝の前に手を洗い口をすすぐ、心身をお清めするための施設です。
御祭神である小野良実公へ奉納する祈願合格棒については、以下より詳細をご覧ください。